認定看護管理者を目指したい

看護師の仕事とは?

日本国の看護師免許を有する者で実務経験が通算5年以上であること
そのうち通算3年以上は看護師長相当以上の看護管理経験があること。

今後、認定看護師を目指したい。

どうしたら認定看護師の資格を習得できるのと疑問に思っている方におすすめします。

病院に5年以上勤めている看護師は、昇格している人が多いのではないでしょうか。
管理職という職位をこなしていく中で、マネージメントの必要性について深く学び、病院の経営参画に大いに役立つ資格であると考えます。管理職の皆様にとって重要な資格になります。

認定看護管理者とは

看護管理者(管理職)は大きく分けて看護部長・看護師長・主任の3つの役職があり、「病院の経営陣の1人として」「部門の責任者として」「看護師のリーダーとして」マネジメント業務を行います。

認定看護師は、そんな、管理職がマネージメントのエキスパートになるための資格になります。
資格としては認定看護管理者教育課程、ファーストレベル(105時間)、セカンドレベル(180時間)、サードレベル(180時間)を終了すること。
かつ、看護管理に関連する学問領域の修士以上の学位を取得している者(看護管理持論、看護管理演習、看護管理研究、経営組織論、経済論、労務管理、保健医療福祉政策等の管理に関連する単位を取得している。かつ、修士論文において、看護管理に関連する学問領域の研究内容を記載している者をいう。)

ファーストレベル

ヘルスケアシステム論Ⅰ 15 時間
組織管理論Ⅰ 15 時間
人材管理Ⅰ 30 時間
資源管理Ⅰ 15 時間
質管理Ⅰ 15 時間
統合演習Ⅰ 15 時間
総時間 105 時間

受講期間:3ヶ月(20日間前後+予備日)

教育目的:看護専門職として必要な管理に関する基本的知識・技術・態度を習得する。
到達目標:1.ヘルスケアシステムの構造と現状を理解できる。
     2.組織的看護サービス提供上の諸問題を客観的に分析できる。
3.看護管理者の役割と活動を理解し、これからの看護管理者のあり方を考察できる。

【例】出願:認定看護管理者教育課程ファーストレベル受講申込書
   小論文(400〜500文字)
   ※出願料:10,000 円

   受講料:和5 年度 日本看護協会会員 132,000 円(税込) 非会員 198,000 円(税込)
   2) その他 資料代 5,000 円(税込)
   ※看護協会以外の場所で受講することも可(金額 150,000 円から198,000 円前後)

 さらに、詳しくは下のページのリンクにアクセスして確認してください。

セカンドレベル

ヘルスケアシステム論Ⅱ 15 時間
組織管理論Ⅱ 30 時間
人材管理Ⅱ 45 時間
資源管理Ⅱ 15 時間
質管理Ⅱ 30 時間
統合演習Ⅱ 45 時間
総時間 180 時間
受講時間:4ヶ月弱

教育目的:看護管理者として基本的責務を遂行するために必要な知識・技術・態度を習得する。
到達目標:1.組織の理念と看護部門の理念の整合性を図りながら担当部署の目標を設定し、
       達成に向けた看護管理過程を展開できる。
     2.保健・医療・福祉サービスを提供するための質管理ができる。

【例】受講要件:
受講資格:学校教育法第90条に規定する大学に入学することができる者
   日本国の看護師免許を有する者
   看護師免許取得後、実務経験が通算5年以上ある者
   認定看護管理者教育課程ファーストレベルを修了している者。または看護部長相当の職位にある者、
   もしくは副看護部長相当の職位に1年以上就いている者
    ※副看護部長相当の職位とは、保健医療福祉に関連した組織において、看護管理を行う立場を指す

   出願書類:認定看護管理者教育課程セカンドレベル受講申込書
     セカンドレベル受講要件別確認表
     勤務証明書
     小論文(1000〜1050文字)
   ※出願料:10,000 円
   受講料: 240,000円(税込)

さらに、詳しくは下のページのリンクにアクセスして確認してください。

サードレベル

ヘルスケアシステム論Ⅲ 30 時間
組織管理論Ⅲ 30 時間
人材管理Ⅲ 15 時間
資源管理Ⅲ 30 時間
質管理Ⅲ 30 時間
統合演習Ⅲ 45 時間
総時間 180 時間
受講期間:4ヶ月弱

教育目的:多様なヘルスケアニーズをもつ個人、家族、地域住民及び社会に対して、質の高い組織
     的看護サービスを提供するために必要な知識・技術・態度を習得する。
達成目標:1.保健医療福祉の政策動向を理解し、それらが看護管理に与える影響を考えることができる。
     2.社会が求めるヘルスケアサービスを提供するために、看護現場の現状を分析し、データ化して提示
       することができる。
     3.経営管理の視点に立ったマネジメントが展開できる。

【例】受講要件:
受講資格:学校教育法第90条に規定する大学に入学することができる者
   日本国の看護師免許を有する者
   看護師免許取得後、実務経験が通算5年以上ある者
認定看護管理者教育課程セカンドレベルを修了している者。または看護部長相当の職位にある者、
もしくは副看護部長相当の職位に1年以上就いている者
出願書類:認定看護管理者教育課程サードレベル受講申込書
     サードレベル受講要件別確認表
     勤務証明書
     小論文(1200〜1250文字)
   ※出願料:10,000 円
   受講料:342,000円(税込)

 上記のステップ受講終了後、認定審査、認定看護管理者認定証交付・登録
   5年ごとの更新へ

認定看護管理者 | 看護職の皆さまへ | 公益社団法人日本看護協会

まとめ

看護管理者のマネージメントにおけるスペシャリストになるために、認定看護管理についてファーストレベル、セカンドレベル、サードレベルの3つを受講後、認定審査になりますが、大学の看護管理に関連する学問領域の修士以上の学位を取得をしてくことで資格の習得へ進む事ができます。

おまけ
私自身、ファーストレベルを取得しました。受講で、社会情勢と国から見た病院規模について学ぶことができました。また、今後、団塊の世代の高齢化が進むことに対し看護を提供できる施設や病院の数や、人口現象等大きな要因になっていること。
日本情勢と情勢変化に伴う、看護管理者の役割の重要性を理解し必要な知識を、病院参画に貢献しいく事が、大切かであると考えるきっかけになりました。
看護の質の向上にあたり、看護師一人ひとりの力でボトムアップをしていくことが必要です。みんながスキルアップをすることで、看護師としての自信となり、質の良いケアサービスや看護師教育から、喜ばれる看護になっていくと考えます。

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